『初恋ざらり』ネタバレ・あらすじ!結末・漫画最終話まで!

あらすじ・人物相関図

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2023年7月7日からテレ東でスタートしたテレビドラマ「初恋、ざらり」。原作がSNSで話題になった漫画で、ざくざくろ氏作の同名漫画です。

ドラマのキャストも話題ですね!W主演で軽度知的障害のある上戸有紗役を小野花梨さん、有紗の恋人になる岡村龍二役を風間俊介さんが演じています。

原作漫画を読んだ方は、このキャスティングは唸ったんじゃないでしょうか!

…そして、実際にドラマを見てみると…このキャスティングは大正解ーー!!!と叫びたくなりますよ!W主演のお二人がもう…素晴らしい演技です!

ドラマのキャストの詳細はこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください♪

「初恋、ざらり」キャストと相関図!ドラマと原作漫画の登場人物もチェック!

さて、この記事では、一足先に完結している「初恋、ざらり」の原作漫画の最終話と最終話までのあらすじや感想お送りしていきます!

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|必要とされると拒めない

コンパニオンの仕事をする有紗。お客さんと関係を持ってはいけない…ダメと分かっているけれど、強く要求されてしまうと拒めない…。

「ほんの軽度」の知的障害を持ち、療育手帳を持っている有紗は「ふつう」に働きたい。しょうがい者枠はお給料が安いから…。

だから、履歴書にはウソを書いてお昼の仕事を探すべく面接へ。

そんな中受かった配送会社。ここで、有紗は岡村に出会います。

って、簡単に書いてしまうとこんな淡白な感じになっちゃいますね…。

さて、原作漫画では、有紗がコンパニオンの仕事中に男性からどんな扱いを受けやすいのかが描かれています。ここは感想として「気持ち悪い」…ととらえる人が多かったようですね。

「初恋、ざらり」は気持ち悪い?!あらすじや感想からチェック!

軽度知的障がい者という自身への理解があった上で「わたしはバカだから」という自己評価…。

そういう特性を持っているがゆえに、これまでもいろいろなことを言われてきたのかなと、想像に難くないですよね。

それゆえに仕事を一生懸命、有紗なりに頑張る姿はグッときます。この、仕事に対する姿勢も、漫画では丁寧に描かれています。

水商売をしてるであろう有紗の母親も登場します。決して毒親…とかじゃないんですよね。有紗の自立を応援はしているし、冷たく突き放しているわけでもない。

有紗にとってはたった一人の母親で、やっぱり大好きなんですよねー。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|せめて「普通」でいなくちゃ

また、コンパニオンの仕事で男性客に絡まれる有紗。偶然声がかかって事なきを得ますが、求めてくれるなら…と、一瞬気を許しそうに…。

そんな有紗ですが、他に何か役に立てることがあるはず!と強く思うのでした。

軽度知的障害のこともある程度理解していて、「普通」に近づくには人より努力しなくちゃいけない…と、頑張る有紗はすごいと思うんですよね…。

健常者で頑張らんやつってなんか…クソやん…。いやほんまに、自分ももっと頑張れよ、って素直に思わされました。

そして「普通」に関する事件が。

読者の皆さん、職場の先輩に『髪くくってきてね!』って言われたら…どうします?暗黙の了解的に『後ろで一つでしばってくる』って感じですよね。

ところがこれが、有紗には通じなかったんですよ。理解できなかった。

有紗は普段から、髪を下ろした状態で上の方で左右でそれぞれ小さく結んでいて、これでくくっている、という認識。

なので、ちゃんと『後ろで一つにくくってきてね』と言われないと分からない、ということらしく。

ここで、偶然にも岡村が通りかかって、なぜ髪をくくるのかを説明してあげて、やっと理解できた有紗でした。

このあたりの職場の先輩と有紗とのやり取り…あぁ、私たちって、暗黙の了解のルールで…ある意味自分を縛ってるのかも…とも思いました。

原作漫画だと、このやり取りでの微妙な心理描写がまた…。

見ているこちらももどかしいし…でも、当の本人はさらにもどかしい思いをしてるのかも…とか、相反する気持ちが出てきて…気持ちがぎゅうっと縮こまる感じがします…。

こういう細かいところの描写を、ぜひとも原作マンガで見て見てほしいんですよねー!

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「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|加速していく二人の気持ち

ある日、職場で失敗してしまった有紗。その後始末でお客さんのところへ岡村が謝罪に行きます。

役に立つどころか迷惑をかけて…と落ち込み、なんとか岡村に謝りたい!と岡村が帰社してくるまで待つことにした有紗。結果的に、寒い中、外で3時間ほど待った頃に岡村が帰社してきます。

有紗が待っていたことに驚いた岡村。内心は嬉しい気持ちで車で有紗を送っていきます。

その車内で、有紗が「彼女いますか?!」と必死で聞きます。「いないけど…」という岡村に、有紗の顔が明らかに喜びの表情に!

そんな有紗の表情を見た岡村ですが、『勘違いしないようにしないと…』と、普段よりちょっと素っ気ない態度になってしまいます。

あああああ…このシーン!このシーンが今度はテレビドラマに反映されてくるんですよーー!!!原作が漫画のドラマって、こういう細かいところでハッとしますよねー!

ここであのシーンきたかーーー!!!ってちょっと興奮気味にwドラマの流れはちょっと原作漫画と違うところはありますが、原作に忠実な脚本の在り方に感動すら覚える場面なので、ぜひとも原作漫画読んで、ドラマも見てもらいたい!

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あぁ、話を戻して。

その後、会社での飲み会にて。園もタケナワ。盛り上がってきたところで、誰かが有紗に「彼氏いないのー?」と聞きます。

有紗は「いたことないです!」というやり取りで、「もう岡村さんでいいじゃん!」という流れにw

そして、酔っぱらった有紗を送っていくことになった岡村でした。

その先は…ありがちなパターンですが、良い雰囲気になって有紗の自宅へ…ですが、ここで有紗の母親が登場!!玄関先でキスしているところを見られて超驚いた岡村は、とにかく謝って帰宅したのでした…。

ここもねー…ただ普通の女子の自宅なら、きっと小ぎれいに片付いているはずですよね…。玄関を開けたら…散らかった様子の部屋に岡村は明らかに驚いていました。

こういうところも余すことなく描写されているのがストーリーをさらにリアルなものにしてますよね…。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|この幸せがいつまでも

そしてとある雨の日。会社内で傘を盗まれてしまったのか?傘を無くした有紗は濡れたまま帰宅します。そこには、母親の彼氏が…。それは母親がいないタイミングでした。そして…なんとその彼氏が…有紗を襲おうとします。

このシーンがまた…母親の彼氏が超ド級のクソ野郎なんですよ。いやマヂで!!!

抵抗した有紗は、靴も履かないまま家を飛び出して、先日岡村から聞き出せた連絡先に電話をします。

連絡を受けた岡村は、自宅に有紗を連れて行き、話を聞き介抱してあげます。

そして、そんな時間の中で、岡村の優しさに触れ、有紗は気持ちを抑えきれなくなり、岡村についに「好き」と告白します。

そんな有紗に…岡村も「オレも好き」と伝えて、晴れて両想いに!

いやー、この原作漫画でのシーンも、35歳岡村のなんともかわいい心情がひしひしと伝わってきましてねー!この時は、読者の私たちもただひたすらに『よかったやん、よかったやーん!』って思ってるんですけどね…。

その後、いろいろあって有紗は家を出て岡村の自宅で住むように。そして2人の関係はとても良好!

とはいえ…お互い両想いにはなったけど、まだ岡村から『付き合って』とは言われてないから付き合ってない、という認識だった有紗。

そんな認識も、水族館でのデートでの会話で『付き合うことになった』という認識にちゃんと変化します。(毎度ウザイけど、このやり取りも漫画で見てー!!!)

ゆっくりと二人のペースで距離を縮めつつ、職場の中でも付き合っていることは公認に♪

そんな時、仕事場で先輩たちが、有紗が知的障害を持っていることを話題にしていました。

それを聞いた有紗は、何で知られたのか?!と愕然!

自宅で岡村と過ごしているときに、それを知られてしまうと岡村を失う…と強く思い込み、その強烈なストレスで、岡村の前で吐いてしまいます。

そんな有紗を見ても、無理に問いただしたりすることなく、「言えるときになったら言ってよ、気長に待つからさー」…と言える男、岡村。どんだけ男前よ、岡村…。スキw

いや、こんな簡単で単純なまとめでは書ききれない!!なぜ職場の先輩に知的障害がバレてしまったのかは、ぜひ原作漫画を読んでみてくださいね!

有紗が、障害があることをパートの人に知られてしまった…そこからもし、岡村に知られたら…という絶望の中で、スロプロの友人にLINEで相談するシーンもあり、上記には記載していないさらにハラハラな展開がありますよー!

漫画の力ってすごい…。

そして、岡村の36歳の誕生日になりました♪有紗がまたカワイイプレゼントを準備してるんですー!岡村、大喜びwいやいや、そんな岡村36歳がカワイイわ!!

そして、先日から約束していた日…二人はついに愛し合います。そう、いろいろあったのよ。
ただ…そこで、有紗の経験は初めてではないと知り、ちょっとショックな岡村。

なぜなら…飲み会の席で、有紗は「彼氏はいたことない」と言っていたからなんですよね。

普通だと、彼氏がいたことない=経験がない、ということになるわけで、岡村もそう思っていました。でも、有紗にはそういう意識がないわけです。こういうところも、些細なすれ違いの原因になり得ますよね…。

そして漫画には、有紗が「なぜ自分には障害があるのか?岡村が障害を気にしなければいいのに…」と思う場面もあって…読んでて切なくなっちゃいました…。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|そばにいてくれるだけで

とはいえ、幸せな朝を迎えた二人。これまで有紗が持っていた、男性と体の関係を持つことに対する観念が、岡村との関係でひっくり返ります。

ここで、有紗の自己肯定感が爆上がりするんですよね!「私でも必要とされるんだ!」と。

誰にも必要とされていなかったと思っていた有紗。でも、岡村にとっては自分は必要な存在なんだと自分で理解したときの…原作漫画での描写が…言葉では表現不可能。もう、とにかく原作読んで!

そして、平和な日が続いていて…。

その日は、いきなりやってきました。

有紗がふと、唐突に「私、知的障害があるんです」と岡村に告げます。言ってしまったことに自分で驚くくらい、唐突に。きっと、こういうところも、知的障害の一つなんですね。

岡村は…食べているアイスが溶けるほど驚きます。でも、そこは大人。内心非常に動揺していますが、障害持ちの彼女はイヤか?と問う有紗に「有紗ちゃんは有紗ちゃんだから関係ない」ことを伝えます。

このシーンでの有紗の喜びようも…はい、原作漫画でお楽しみください!!

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「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|好きだけじゃ

有紗に障害があることを知った岡村。

これまでのことをよくよく回想すると、25歳にしては幼すぎる印象を受けたことや、頑張り屋で素直な子だな…と思った以外は、カワイイから、好きって言ってくれるから…で、好きになってしまったんだと気付きます。

でも、好きな気持ちには変わりない。と思う反面…愛し合うときに身体が反応しなくなる場面が。
岡村の動揺具合が良く分かるシーンでもありましたねー。

その後、有紗の障害の具合を本人から聞いた岡村。…とは言っても、何がなんやらはっきりしないし、障害に対しては分からないことの方が多い状態。

思い当たることがいろいろとありはしますが、有紗が好き、という気持ちは変わらない…けれど、そこに『罪悪感』が生まれてしまったことにも気付いてしまう岡村でした。

その後、障がい者手帳を返して「健常者」になる、と言う有紗に、そんなことができるのか?と母親に直接確認してみることにした岡村。

ここで、母親の口からはっきりと有紗の障害の程度を聞き、知ることになります。

さらに、電話口で母親からは、要約すると「私これまで頑張ってきたから、あとは岡村さんよろしくー!」的な。そして「若いうちだけ付き合って、有紗のこと捨てたりしないでよ」という趣旨のことも…。

有紗にも、障害のことをいろいろと教えてね、と話しながら、内心『好きなだけじゃだめなのか…』とも思ってしまう岡村でした。

それでも、有紗のことをより理解しようとする岡村。そんな時、職場でのちょっとしたことで有紗には「暗黙の了解」が通じないことも分かります。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|世界で二人だけだったらいいのに

有紗に障害があることが分かってから、いろいろなことがあったように思えて、気持ちに余裕がなくなってきていた岡村。現に、有紗から見ても「たばこの量が増えたな」と分かるほどです。

そんな時、父親から電話があり「誰かいい人いないのか?普通の娘でいいんだよ、普通の娘で」と言われて…この「普通」という言葉が岡村に重くのしかかります。

ざくざくろ氏が描く、岡村と父親との電話のシーン。あぁー…こういう時に限って電話きたりするの分かるぅー…って、思う人は、思うはずw

そして「交際している人はいないのか?」と聞かれて「一応いる…」と答えているところを、有紗に聞かれてしまいます。

「一応」という言葉に、泣いて悲しむ有紗。

「私を親に紹介できますか?」と問い詰めると、岡村は「できるよ」と一言。どんな顔をしてその一言を発したのか…有紗の不安が伝わる描写でした。はぁー…原作漫画でぜひ確認を!

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そして…いろいろとある日常のなかで…ふと、岡村は周りからの雑音も考えることもイヤになったのか…「世界で二人だけだったらいいのに…」と有紗の前でつぶやくのでした。

 

暑くなってきたころ、有紗は実家に夏服を取りに帰ります。

その時に、母親に「家事はしているのか?」と聞かれますが、洗濯機の使い方も分からない…と。そんな有紗に母親は「捨てられたくなければ、今のうちにおんぶに抱っこをやめて、寄りかかるんじゃなくて支え合うのよ!」という趣旨の話をします。

そこはやっぱり有紗の母親。どうすれば有紗にやる気が出るのかちゃんと分かってるよな!と思いましたよ!

そして、有紗は母親に「岡村の親に紹介される」という話をしました。それを聞いた母親は「やるじゃん!」と嬉しそうに一言!

そして、この話がガッツリ有紗に響き、そこから家事を頑張ろうと奮闘します!

その頑張りがしっかり岡村に通じているのがまた、いい!!岡村は、有紗の頑張りが失敗に終わっても、ちゃんと受け止めて「頑張ろうと思ってくれることが嬉しい!」と伝えます。

もう…有紗が健気で泣けてくる…そして、岡村の人間的に出木杉くんなところがまたステキ…!

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|私じゃダメなんです

そしてついに、岡村の両親に有紗を会わせる日がやってきた!

岡村の両親は、喜んでちょっとお高めの料亭を予約していました。有紗も普段とはちょっと違うよそ行きの服装で出向きます。

両親と会う前に、岡村は先入観を持たれたくないからと「障害のことは言わないでおこう」と有紗に伝えます。ですが…「だましてることにならないかな…」という気持ちがある有紗…。

なんとか無事に食事会が終わった後で、コンビニに立ち寄り母と有紗が一緒にお菓子を買う…というところで、黙っていられなくなった有紗は、唐突に岡村の母に「私には障害があります」と告げてしまいます。

これまでにもこういう展開ってありましたが、自分の気持にウソが付けないんですね…。これが、有紗の誠実さでもあるんだなと。

そして、実は…コンビニで障害を岡村の母に伝えた時に、母がつい言ってしまった一言が、有紗の心に強く残ります。そこから有紗は「多分…私じゃダメなんです…。」と思うように。

あー…ここも原作漫画で是非ご確認を…

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|やさしい嘘

さて、頑張る有紗の仕事ぶりに、何も知らない岡村の上司が、少し難しい仕事をやってみないか、と有紗に聞きます。

近くにいた岡村は、今の部署の人数がどーのこーのとやんわりと無理だと上司に言います。そんな岡村を見て、有紗も上司に「ほんとに無理だと思うんで…」と一言伝えて去っていきました。

その帰り道に「普通になりたい」と改めて強く思う有紗。

「普通」の女子高生を見て、自分の支援学校の高校時代を思い出します。行きたい高校にも行けなくて、「大学に行く」のも無理。いつの間にか仕事への道筋が引かれていた支援学校時代。

そして、有紗が「普通」への挑戦への気持を大きくする出来事があり、岡村に少し難しい仕事をやってみたい、と告げます。

そして、新しい仕事を覚え始めて数日…これまでよりも覚えることも多く、すでに有紗の頭はパンク状態!手順も覚えきれていない様子…。

やはり、仕事でも数を間違えたりと、手伝うどころか逆に今その仕事をしているパートさんを疲れさせてしまいます。

そして…そのパートさんが岡村に、有紗にはこの種類の仕事は合ってないから元の部署に戻った方がいい…と伝えます。頑張ってくれてるんだけど…と。このパートさんも優しいんですよねぇ…。

その後、岡村は有紗に「前の部署のみんなも戻ってきてほしいって言ってるし!」とウソをつき、有紗を元の部署へ。

でも…前の部署の先輩たちは、これまでよりも有紗への当たりが強く、有紗は岡村の言っていたことは嘘だったんだと気付きます。

さー…ここからの一気に話が進んで行く様子がもう…。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|帰りません

いろいろと有紗は今のことを岡村に話をしたい。だけど、岡村は岡村で、連日クレーマーに悩まされて帰宅も遅く、とても疲れていました。

話をしようにもできない有紗。そんな中でストレスが溜まり、有紗の髪がごそっと抜け始めます。

幼少の頃にもこんな経験があった有紗。さらに、ストレスからか気になる音だけが妙に大きく頭に響いたり…

そしてある日、突然、有紗は岡村の自宅を出て実家に帰ってしまいます。

有紗の母から岡村に電話もあり、当然、迎えにいく岡村。(ここの漫画での描写も絶対見てーーー!!!)

有紗の実家で、有紗は布団にくるまって泣いていました。「アパートには帰りません。別れてください。」さらに、もう関わりたくないから帰ってという有紗。

岡村にしてみると、急に拒絶されたという状態でわけが分からない。

それから数日、出社すると、有紗は辞めたと部長が。

もう一度有紗の実家に行くも、母親が出てきて「おばあちゃんのところに預けた!場所は教えない!」と…。

そこから、有紗と岡村は音信普通に…。

会社では、有紗が辞めたであろう原因の一つを同僚が教えてくれ、岡村は有紗についた嘘を後悔します。会って謝りたい気持ちも…。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|支え合って生きていければ

連絡が取れなくなって1カ月。父親から岡村に電話があり、そこで有紗に障害があることを知っていながらも「支え合って生きて行けば大丈夫と思っていた」と言われます。

カタブツだと思っていた父親から、こんな言葉聞いたら泣いちゃうやろ!!!うるっとキました…。

そんな父親とのやり取りもありつつ…岡村は別れたことを実感してしまい、一人涙…。

そして、有紗の小学生・中学生の頃の回想シーンに。何をやっても上手くいかない、勉強もついていけない、からかわれて…自分の居場所はどこにもない、必要とされない…だけど、身体を求められることに応じることで世界に居ていいと思える…。

おばあちゃんのところでひたすら寝ている有紗。携帯も電源が切れたまま…。

そしてクリスマス。岡村は道端で売りつけられたホールケーキを買って帰宅。有紗のいた場所を見つめて…。そして、年も明け…。岡村に一つの転機が訪れたようです。桜咲くころ。

そんな折、おばあちゃんのところに急に友ちゃんがやってきます!やっぱり寝ている有紗のところに来て、「連絡とれないから心配したよ!」と。

有紗の母からこの場所を聞いたこと、「桜は散ったけど外に出よう」と話て有紗を外に連れ出します。

そして、友ちゃんから「岡村さんのアパートにはもう違う人が住んでいる」という話を聞いた有紗。歩きながら友ちゃんの持論である「健常者は結局私たちをバカにしてる」と言う趣旨の話をちょっと反論気味に聞く有紗でした。

その夜。

おばあちゃんが寝静まったころ、有紗はスウェット姿のまま外にそっと出かけていきます。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|自分でこわしちゃった

有紗が出かけた先は…岡村が住んでいたアパート。表札も確認に行くと「吉田」と書かれた表札が。

岡村がいないことを確信した有紗は、ふらふらと岡村と二人で歩いた道を歩きながら…これまでのことを思い出し、やり切れなくなって座り込んで泣き出します。

有紗が岡村を思うこの回想シーン…泣ける…。有紗が岡村とのどんなシーンを思い出したのか、ぜひとも原作漫画「初恋、ざらり」でチェックしてくださいねぇぇ!!

詳細まで記載できないのが歯がゆいところですが、有紗のおばあちゃんがどんな人でどんなどころにどうやって住んでいるのか…このあたりも、原作漫画ではちゃんとリアリティ感満載で描かれています。

街のちょっとした様子とか…どんな場所がどんな風に記憶に残るのかって、人それぞれですよね。そのあたりの描写も上手いなぁと。

なんでもないシーンなんですけど、読みながら切なさ増しまくりなんですよね…。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|巡る季節

そして、シーンは変わって、ここはどこかのスーパーかな。レジ打ちをする有紗の姿が。そして、一緒に帰ろうと誘ってくる男性店員に遠慮がちに、でもはっきりと「いやです…」という姿が!

どうやらこの男性、何度も有紗にアタックしてるようですが、有紗はその度に断っている様子。

有紗、そんな男子に流されなくなったのね!!!岡村との出会いで、「必要とされる」本当の意味を分かったからこそですね。

そう、岡村との別れから1年たったんですねー。有紗は岡村に連絡できなかったようです。岡村からも連絡はない。

それでも…似たような人の後ろ姿を見つけると思わず心臓が…。一緒に働く同僚の女子にも「元カレが忘れられなくて」と話していました。

そして、どうやら東京に行ったらしい友ちゃんと電話で話していて。友ちゃんには「初恋は実らないから次に行け」というような話をされて、そこで有紗は改めて、岡村との恋愛が「わたしの初恋だった」と自覚します。

桜散る中で、岡村の幸せを願いながら…。

…有紗は立ち直ったんですねぇ。おばあちゃんのところからは出たんでしょうか。

そのあたりの描写はありませんが、明らかに以前よりしっかりした顔つき、服装も落ち着いて髪型も変わった、年齢相応に見える有紗がいます。(どんなふうに変わったのかは、はい!原作漫画でチェックですよ!)

ちょっとうらやましくも思えますよね。自分の価値観が変わる、何もかもが変わってしまうような…これ、大恋愛と言わずして何と言おう。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末まで|会えて嬉しかった

さて、岡村はどうしているのか…。

この日、岡村は障がい者生活相談員として選任が予定されている人が受ける講習を受けに行っていました。そこで、改めて知的障がい者のことについて知ります。

岡村は、講習から帰る電車の中で、有紗は自分が思う以上に頑張っていたんだなと思いながら、この一年、もっとしてあげられたこともあったと後悔の念に駆られています。

さらには、過去を愛おしむ岡村。そんな岡村がふらりと下車したのは、二人で住んでいた街。どうやら、有紗に会えるかもしれないと用もないのに何度も降り立っている様子。

川沿いの桜並木を歩く有紗。そこで…岡村と有紗は思いがけず再会しますーーー!!

って、この再会直前のシーンがまた!!

ちょっと書ききれないんで原作漫画でちゃんと確認してくださいね!一瞬すれ違ったかのようで、ちゃんと出会うというね!いやー…言葉にできん!

お互いの顔を認識した二人…なんですが、有紗はその場から走り去ろうとします。

そんな有紗を追いかけて捕まえる岡村!そして、岡村は話をするために有紗をカフェへ連れていきます。

とはいえ、お互い何を話すべきか思い悩む2人。

会話の切り口は、お互いが前と違うところでした。

岡村は有紗の前髪のこと、有紗は岡村がスーツを着てること。(岡村のスーツは今日は研修があったのでたまたまですが)

そして岡村は、その研修を受けることで自分は何もわかっていなかった。ごめん、と有紗に改めて謝るのでした。

そんな謝罪を受けて有紗は「幸せを自分から壊してしまった」と…さらに、ずっと心に引っ掛かっていたんでしょうね…「コンパニオンの仕事をしながら男性客と体の関係を持っていた」ことも岡村に告げます。

必要とされたかったこと、そんな関係を持ってもそれがイヤだと気付いていなかったこと。

そして、笑顔で話すのは「岡村さんと出会って、自分の心を知った」ということ。…このときの岡村の何とも言えないやるせない表情がまた…!原作漫画見て!!!

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有紗は、岡村と出会ったことで、ちゃんとイヤなことはイヤ、嬉しいこと幸せなことを知ったと話します。

そんな有紗を目の前にして、岡村は「やり直そう!」と勢いよく有紗に告げます。

ですが…有紗は「無理だと思う」と。岡村の母との、以前でのコンビニでのやり取りのこと…「岡村の母は、ふつうのお嫁さんがほしかったはず」と話す有紗。

岡村は「親父は結婚してほしがってたよ」と話すも、有紗はやはり母のことが気になるんですね…。「私が普通の人だったら、きっと岡村の母は喜んでいたはずだ」と。

そして有紗は、普通になろうと以前の仕事でも頑張ったが無理だったこと、家事も苦手なこと、やっぱり自分は普通になれないと思い逃げてしまったこと…だから一緒にいられない、と岡村に話します。

そして…「会えて嬉しかったです」…そう告げて有紗は席を立ちました。

「初恋ざらり」ネタバレ・あらすじ・結末・漫画最終話!!

岡村は…今追いかけないと、もう会えない…だけど、何を言えばいい?…俺がいて有紗がしんどくなるのに…と短時間で超葛藤。

お店を出て、泣きながら、桜咲く道をゆっくり歩く有紗…を、追いかけてきた岡村が一目はばからず抱きしめます!…えぇシーンや…岡村…追いかけて来んかったら超絶ヘタレキャラ認定やったで…!!

そして一言「無理」と言う岡村。

有紗がいない人生なんて、と有紗を抱きしめたまま強く言う岡村。

でも、やっぱり有紗は「離してください」と。

でもそこにかぶせるように、岡村が、いかに有紗が大事か、有紗がいてくれることが自分にとって幸せなのかを力説します。ここの一連の岡村のセリフと表情は、もうもう絶対!原作漫画「初恋、ざらり」で見てみてくださいねぇぇ!!!

あぁ、ダメだ…泣ける…。

そう、ここでついに有紗が岡村の気持に応えます。何と言って応えたのかも…こんなところで書けない!原作漫画どうぞ!!←この流れシツコクてすいませんw

それから…。

シーンは居酒屋での飲み会に。職場のみんながどうやら岡村と有紗の二人を「主役」と言って待っているようです。そして、復縁の話を知る会社のおじさんに「駄々こねおじさん」なーんて言われちゃってる岡村w

ここで、二人が遅れて登場します。

会社の人が「今は二人とも岡村さんだねー」というところで、二人がどうなったのか、ちゃんと分かりますね♪めでてぇ~なんて声も聞こえてくる、桜の花が散る頃の、とある夜でした。

『初恋ざらり』ネタバレ・あらすじの総まとめ&感想

ということで、原作漫画「初恋ざらり」のあらすじ、ネタバレを感想まじりでお伝えしました!

ざくざくろさんがXで連載を始められて、コミックになり、映像側の製作者陣の目に留まって2023年には実写ドラマ化になり…。

ざくざくろさんからしても、怒涛の展開になられたんじゃないかなと!!

2024年に入り、漫画の原作者さんと、実写版としてドラマや映画になるときに大きな役割を果たす脚本家さんとの立場やそのあり方について、大いに議論されることになったわけですが…。

↓原作者さんと脚本家さんとの確執?のようなものが露呈した作品になった『セクシー田中さん』
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『初恋、ざらり』の実写ドラマ版では、原作に忠実にキャラクターの在り方もストーリーの展開も描かれていたと思います。

なんというか…二次元が三次元に興される時に生まれる、リアリティ感…これがまた、良くも悪くも視聴者に衝撃を与えるんですよね…。

なので、ドラマ版への感想としては、重たい現実や性描写の在り方から、どうしても「気持ち悪い」というものが出てきてしまうんだろうなと。

↓こちらも読んでみてくださいねー^^
『初恋ざらり』が「気持ち悪い・イライラする」衝撃の理由をランキングで発表!

いや、感想として、ほんっとにたくさん書いていますが…とにかく、細かい漫画ならではの表現や描写は、余すことなく原作漫画でご確認いただきたい…!!そして、一緒に共感してほしいw

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では、また次の記事でお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

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