『初恋ざらり』キャスト！ドラマ主演は小野花梨＆風間俊介！ヒロインは軽度知的障がい者

2023年7月にテレビ東京深夜枠「ドラマ24」でスタートした「初恋ざらり」。

こちらは原作が同名の漫画でざくざくろ氏作。Ｘ上で投稿されていったものが話題になり、「このマンガがすごい！2023」にランクインした作品です。

…実は、筆者はこの原作漫画の作風と内容があまり好きになれず、少し読んだだけで追えていなかったんです。そして、ドラマを経由して改めて読んでみてハマるというｗ

テーマが少し重たいんですよね…。軽度知的障害を持つ女の子が健常者の男性と恋に落ちる…と、語弊があるかもですがそういうストーリーです。

実写ドラマ化ということで、このキャスティングを見て、とにかくドラマはチェックしないと！とまずは、漫画はさておきドラマから入りましたねー。

繊細な心理描写がキモになるであろう「初恋ざらり」。どんなふうにドラマという現実世界に落とし込まれていくのかを楽しみに見ていました＾＾

「初恋ざらり」キャスト一覧！ドラマと原作漫画の登場人物もチェック！

登場人物	人物像※公式HPのキャストから一部引用	キャスト
上戸有紗	軽度知的障害と自閉症を持つ。障害を隠して働くも、「普通」の人が出来ることが出来ないこともあり、仕事のミスも多く人間関係も築きにくいためクビになりやすい。男性に身体の関係を求められると応じてしまう。	小野花梨
岡村龍二	有紗のアルバイト先に勤めている。失敗を頭ごなしに怒ったりしない優しい性格で、有紗のことも理解しようとしてくれる。	風間俊介
上戸冬美	シングルマザーで有紗を育てた。障害児である有紗を自立した生活を送ってほしいと願いつつ…愛情表現は日頃から乏しいほう。	若村麻由美
岡村竜彦	岡村兄弟の父。龍二は、父を厳格で世間の常識や自分の価値観を押し付けるタイプだと思っていたが…	尾美としのり
岡村靖子	岡村兄弟の母。優しい龍二に助けられている。兄の奔放さと夫の気遣いの無さから体調不良に。	熊谷真実
岡村龍之介	真面目で堅実な弟の龍二とは正反対の兄。父ともソリが合わない。	浜中文一
天野久美	岡村と有紗が働く運送会社の同僚。2人の恋を陰ながら応援する。	西山繭子

 

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜軽度知的障害のある上戸有紗役は小野花梨

【小野花梨】東京都出身、1998年7月6日生まれ、B型、155㎝、アルファエージェンシー所属

小野花梨さんは、子どもの頃から劇団に所属し、8歳の2006年には「嫌われ松子の一生」で子役としてデビューしています。2023年時の25歳にして、小野花梨さんの芸歴はすでに17年目！！

デビュー時からコンスタントにテレビドラマや映画に出演しています。ちょっと待って…25歳にして、すでにテレビドラマは49本、映画は30本も出演しています！2021年以降、小野花梨さんのヒロイン役が徐々に増えてきています＾＾

そして…

2022年5月20日公開の映画『ハケンアニメ!』の演技が評価され、2023年に第46回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞　Wikipediaより

受賞歴も！

そして、この『初恋、ざらり』が小野花梨さんにとって、テレビ東京＆地上波の連続ドラマ初主演になりました！

注目なのが、W主演となる風間俊介さんのコメントで

11年前に映画『鈴木先生』で共演してから尊敬している、小野花梨さんと共に（以下略）

と言わしめているんですよ！…もう、小野花梨さんの演技に今から期待しかありませんよね！

『初恋、ざらり』では上戸有紗という25歳の女性で、軽度の知的障害がある役柄。絶対難しい役柄ですよね…。風間俊介さんと一緒に、小野花梨さんがどんな世界観を作り出していくのか楽しみです！

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜有紗に恋する岡村龍二役は風間俊介

【風間俊介】東京都墨田区出身、1983年6月17日生まれ、A型、164㎝、ジャニーズ事務所所属

ジャニーズ事務所の中でも、風間俊介さんと生田斗真さんはグループに属さずに単独で活動していて、俳優業が目立つ稀有な存在ですよね。

そんな風間俊介さんは、1997年中学二年生でジャニーズ事務所に入所し、その年には少年隊の舞台でデビューしています。その後のジャニーズJr.としての活動を良く知っている方も多いのでは。

風間俊介さんの俳優業としての転機は、高校一年生だった1999年に、兼末健次郎役を演じたTBS系テレビドラマ『3年B組金八先生 第5シリーズ』への出演でした。この作品で、第3回日刊スポーツドラマ・グランプリ新人賞を受賞しています。

他には、

• 2011年『それでも、生きてゆく』：日本放送映画芸術大賞助演男優賞、第70回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞
• 2012年：連続テレビ小説『純と愛』にメインキャストとして起用される

など、俳優業で注目されつつ、その活動の幅は広く、バラエティ番組や映画、舞台、ドキュメンタリー番組のナレーションを担当したりとマルチな才能がいかんなく発揮されています！

声優としては、2000年にテレビアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』で主役の武藤遊戯役を務めています。

最近だと、風間俊介さんのディズニー好きが話題ですよねー！お昼の情報バラエティー番組なんかで、ディズニー関連の情報を熱く語っている姿を度々目にします＾＾

そして！ジャニーズ好きなら誰もが知っている…交友関係！風間俊介さんは、嵐の相葉雅紀さんと仲良し！

さらに、嵐の二宮和也さんとは同期かつ同じ生年月日で同じ血液型という共通点が！いや、なかなかそんな共通点持つ友人って…いそうでいないですよね。

風間俊介さんの実生活では、2013年に一般女性と結婚していて、すでにお子さんもいます。アイドル業とは一線を画した活動をしているので、結婚のニュースも大荒れ！になることはなかった印象です。

さて、今作『初恋、ざらり』の岡村龍二役。漫画での登場人物がそのまんま出て来たようなビジュアルがあまりにハマっていて、もうそれだけで、ドラマ見てみよう！と思えましたねｗ

単純に恋愛モノ…とくくるには難しい内容だなと思う『初恋、ざらり』。主演として、風間俊介さんが、どんな龍二を演じていくのか楽しみです！

『初恋ざらり」』キャスト・ドラマ｜有紗の母・上戸冬美役は若村麻由美

【若村麻由美】東京都練馬区出身、1967年1月3日生まれ、A型、162㎝、トライストーン・エンタテイメント所属

若村麻由美さんの芸能活動は1987年から。

高校卒業後に仲代達矢氏が主宰する俳優養成所の『無名塾』に入塾し、その養成期間中に、NHK連続テレビ小説 『はっさい先生』にヒロインとしてデビューしています。ヒロインには723名の応募があり、その中から選ばれたんですねー！

日本舞踊坂東流名取でもあり、テレビドラマだけでなく、舞台や映画にも数多く出演しています。

若村麻由美さんは、長い活動歴の中で、受賞歴も多数！エランドール賞・ギャラクシー賞個人賞・紀伊國屋演劇賞・菊田一夫演劇賞や、第23回日本アカデミー賞では『金融腐食列島 呪縛』で、優秀助演女優賞を受賞しています。

2023年7月期のドラマでは、フジテレビでの『この素晴らしき世界』で、主演予定だった鈴木京香さんの代役として、一人二役の浜岡妙子 / 若菜絹代役を演じることで話題になりました。

同時期に、主演キャスト＆濃いメインキャストを並行して撮影していくのは…並大抵のことではないような気がしますが…そこはやはり、ベテラン！この『初恋、ざらり』では、一見毒親のような、でも障害児を持つ親としての心理や在り方を丁寧に演じられています。

軽度ではあるけれど障害を持つ有紗に対して、有紗の彼氏となる龍二に対して…母親として、どんなふうに態度や心境が変わっていくのか、気になりますね。

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜龍二の同僚・天野久美役は西山繭子

【西山繭子】東京都出身、1978年1月21日生まれ、A型、165㎝、フラーム所属

西山繭子さん…この方の実父はなんと、伊集院静氏！離婚した最初の妻との間にできた、二人姉妹の次女が西山さん。両親が離婚したのは当時2歳の頃だったので、「父と一緒に暮らした記憶はない」とのこと…そりゃそうよね…。

そして、西山繭子さんは、芸能界に入れば父に会える！と思い、大学在学中にUHA味覚糖「おさつどきっ」のCMでデビューしています。その後は、テレビドラマを中心に、メインキャラクターや端役でさまざまな作品に出演しています。

2007年以降には、執筆活動もスタートさせていて、

『色鉛筆専門店』（2007年、アクセス・パブリッシング）
『しょーとほーぷ』（2008年、マガジンハウス／2012年、PHP文芸文庫）
『ワクちん』（2010年、PHP研究所）
『未来のわたしたち』（2012年、ソニー・デジタルエンタテイメント）
『辞書、のような物語。』（2013年、大修館書店）
『Dr.ルナの不思議なカルテ』（2013年、PHP文芸文庫）※『ワクちん』改題
『バンクーバーの朝日』（2014年、マガジンハウス文庫）※映画のノベライズ
Wikipediaから引用

こんな作品があったりします。雑誌で連載もしていました。

さて、西山繭子さんの『初恋、ざらり』での天野久美役は、龍二の同僚で、有紗と龍二の恋を応援する、理解ある女性…という立ち位置。職場では龍二と話す機会が多い天野久美。有紗と龍二の関係をどう見守っていくのか…最後まで理解者となってくれるのか…気になるところです。

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜龍二の兄・岡村龍之介役は浜中文一

【浜中文一】大阪府出身、1987年10月5日生まれ、B型、169㎝、ジャニーズ事務所所属

名前の読み方は「ぶんいち」で、愛称はぶんちゃん！…知らなかった…ジャニーズの方でした…

浜中文一さんは、1999年にジャニーズ事務所に入所して、関西ジャニーズJr.として活動していました。活動の中心は舞台やコンサートで2013年あたりから、コンスタントに舞台に出演しています。

そして、2016年に『50Shades〜クリスチャン・グレイの歪んだ性癖〜』で舞台初主演！

2017年秋に関西ジャニーズJr.を卒業し、より精力的に舞台に出演しています。浜中文一さんは、舞台好きな方にはよく知られている俳優さんなのかな？2022年あたりからは、舞台でも主演を務めることが増えています。

さて、この『初恋、ざらり』で浜中文一さんは、龍二の兄役として出演します。でも…実際には、弟役の風間くんよりも５歳年下なんですねーｗそのあたりも、ちょっと楽しんで見ちゃおうかなと！

浜中文一さんにとっては、テレビドラマはこれが7作目の出演作品。ストーリーに一石も二石も投じそうなキャストなので、どんな風に演じられるのか楽しみですよね！

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜龍二の父・岡村竜彦役は尾美としのり

【尾美としのり】東京都目黒区出身、1965年12月7日生まれ、B型、174㎝、ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属

龍二からしても、一見カタブツな親父役を演じるのは、尾美としのりさん。

尾美としのりさんは、幼稚園時代から劇団ひまわりに所属されていて、子役出身の方なんですねー！７歳頃から活動歴はあるそうですが、なんかハッキリせんらしいｗ公式に出演作！となるのは13歳で出演した市川崑監督作品『火の鳥』です。

ハッキリしない活動歴も含めると、尾美としのりさんの芸能活動は50年近くにわたり、映画やテレビドラマへの出演作品数も…数えるのがメンドクサクなるほどです＾＾；

すごいのが、1978年からほぼ毎年映画に出演していること！多い時には年間4本の映画に出演されています。

そして、テレビドラマも毎年ほぼ何かしらに出演。多い時で年間4本ほどのドラマに出演しています。2023年のこの『初恋、ざらり』は実に年内5本目のドラマ…すごいー！

めっちゃ忙しい方ですよねー！！尾美としのりさんも名バイプレーヤーですね！！子役から大人へ…よきパパ役も多数こなされてきて、今後はステキなおじいちゃま役とかされるんだろうなー。

『初恋ざらり』キャスト・ドラマ｜龍二の母・岡村靖子役は熊谷真実

【熊谷真実】東京都杉並区出身、1960年3月10日生まれ、AB型、160㎝、アワーソングスクリエイティブ所属

熊谷真実さんは、1978年に、つかこうへいしが構成・演出した、ロックオペラ『サロメ』で芸能界入り。この年に、テレビドラマにも初出演し、翌年には映画にも出演と、順調に芸能生活をスタートさせます。

そして、熊谷真実さんは、1979年度NHK連続テレビ小説『マー姉ちゃん』で主演しており、この作品で、1980年のエランドール賞新人賞を受賞しています。

さらに、1980年には…この時、熊谷真実さんは20歳！デビュー作となった『サロメ』で一緒に作品を創り上げた、劇作家のつかこうへいと結婚します。…ですが、1982年には離婚しています。

結婚歴で言うと、大きな話題になったのが、2012年に18歳年下の書道家・中沢希水きすい氏との再婚！ですが、9年後の2021年には、またもや離婚しています。

この二回目の結婚で、熊谷真実さんは夫の出身地の静岡県浜松市に転居していますが、離婚後も居心地の良さや９年間で積み上げた人脈などを理由に、そのまま浜松市に在住されてます。

そして…熊谷真実さんの妹さんは松田美由紀さん！お顔似てますよねー！ということで、松田龍平さん、松田翔太さんという、豪華甥っ子が二人もいてるわけですね♪

さてさて…熊谷真実さんのこれまでの出演作品ですが、テレビドラマや映画にもコンスタントに出演していますが、持ち味は舞台にあり！！

1984年からほぼ毎年、何かしらの舞台作品に出演していて、2019年にはご自身の『熊谷真実一座 旗揚げ公演「おくまと鉄之助」「煙が目にしみる」』を公演されています。

2023年現在で63歳の熊谷真実さん。この『初恋、ざらり』では、奔放な長男やいろいろと無関心というか、無頓着なように見える夫に疲れてしまう母親役を演じています。

そこに、心の休まる相手として、次男の龍二がいるわけですよねー。この母親が龍二と花梨の交際を知ってどうなるか…このあたりも、どんなふうに演じられるのか、気になるところです。

『初恋、ざらり』キャスト・ドラマ｜有紗の知的障がい者の友人「ともちゃん」・植村友子役は高山璃子

【高山璃子】広島県出身、1995年3月2日生まれ、162㎝、ホリプロ・ブッキング・エージェンシー所属

高山璃子さんの主なテレビ出演歴は2014年の 『NTV「ﾐｭｰｼﾞｯｸﾄﾞﾗｺﾞﾝ」～朗読少女～』から。メジャーな作品にバーン！と出てくるタイプの女優さんではなく、いろいろな作品に出没する、演技派女優さんですね！

映画では「スーパーミキンコリニスタ」(草場尚也 監督)で主演を果たし、この作品で2019年に、ぴあﾌｨﾙﾑﾌｪｽﾃｨﾊﾞﾙに入選しています。（ホリプロ賞＆日活賞２冠）さらに、門真国際映画祭にて「最優秀主演女優賞」を受賞しました。

高山璃子さんは、その後はいろいろなドラマに脇役として出演していて、2023年の夏ドラマの５作品に出演しました。《ウソ婚（レギュラー出演）・初恋、ざらり（レギュラー出演）・刑事７人・婚活食堂・さらば、佳き日》

いろいろな作品に起用されるのは、高山璃子さんがいろんな役を上手くこなせる女優さんだからですよね！今後もいろいろな作品で目にする機会がますます増えそうな女優さんです。

さて『初恋、ざらり』で高山璃子さんは、上戸有紗と同じ支援学校を卒業した友だち、植村友子を演じます。友ちゃんは、有紗よりも少し障害の程度が重いんですよね。思い通りにいかないことがあると、自分を抑えられずに暴れてしまう性質があります。

そんな、難しい役どころ…そして、やはり思い通りにいかないシーンが出てくるので、そのときの友ちゃんとしての演技がとても気になります。

『初恋、ざらり』キャスト・ドラマ｜感想まとめ

繊細な心理描写を必要とするストーリーで、決して派手ではないけれど、しっかりと実力派の俳優さんが揃えられた印象ですよね！

小野花梨さんの有紗としての役作りってすごいと思いません？

原作マンガ読んだ方なら分かってくれると思うんですが、あの髪型と雰囲気…なんというか、ちょっとぽやんとした様子と悪意のない可愛さ。

そして、回りが「当然知っている」ということに対して、「自分は知らない」という不安なときの演技…有紗まんまやん！と感心して見てましたよねー。

風間俊介さんのおじさんっぷりや(笑)有紗と付き合っていくなかでの葛藤や苦悩、それだけじゃないくて喜びなんかもよく表現されてましたよねー。

あと、ともちゃん役の高山璃子さんの演技も振り切ってて驚きましたよね！

キャストの話題性とかではなく、原作の世界観を大事にしたストーリーと、さまざまな表情や感情をより自然に演じられる俳優さんたちだったよなー…と、いろんなドラマを見て、改めてそう思いました。

原作に嘘偽りない形で実写化されつつ、原作マンガもドラマも両方楽しめる、貴重な作品だと思うんですよー！

ということで、ドラマは今はU-NEXTからぜひ見てみてください！

原作マンガはこちらから要チェックです♪